アメリカの男性ファッション・ライフスタイル誌『GENTRY』 。
ファッション、車、お酒、食、旅行、スポーツなど、洗練された男性に必要な情報が充実しています。
今回入荷したのはNo.17(1955-6年冬号)。
ファッションは、リゾートルックの提案です。
南へ、北へ、雪山へ。
赤いパンツ、ストライプのパンツのデザインが目を引きます。
広告にもダンディーなおじさまがいっぱい!
スーツの着こなし方に時代を感じます。
特集「Scrap Book Of Holiday Fun」では、Holiday Spirit(休暇の心構え!)にはじまり、クリスマスカード(POP UPのカード付!)やゲーム、ターキーの切り分け方、クリスマスのディナーや新年の夕飯メニュー、ホリデイスペシャルドリンクの作り方などを紹介しています。
1956年型の車(キャデラック、マークⅡ、Imperialなど)のデザインも洗練されていて素敵です。
冬の休暇には、カリブ海の島々で過ごす旅を提案。
さらに、グァテマラやパナマなどオフビートな場所へ。
スポーツは、馬に乗ってバスケットボールをする「PATO」というアルゼンチンの国技を紹介。
アートは、ブランクーシの彫刻。
写真も文章も充実していて読み応えがあり、1950年代の古き良きアメリカを想像できます。
古い男性ファッション誌は流通量が少なく、ほとんど入手困難ですので
お探しの方はお早めに。
『GENTRY No.17 winter 1955-6』
綴じ穴あき(2箇所) 少書込(P.125)
Reporter Publications 1955
¥9,500
Uehara
Bruce Weberの『O RIO DE JANEIRO』が入りました。
熱気溢れるリオデジャネイロを舞台に若い男女、少年たち、格闘家ヒクソン・グレイシーとグレイシー・ファミリーなどをスタイリッシュに撮ったBruce Weberの代表作的写真集。
コンディションに少々難ありのため、大特価の18,000円で出しています!
Weberの初期の写真集は人気が非常に高いので、お早めに!
『O RIO DE JANEIRO』
Bruce Weber(Bruce Weber)
角少水シミ 少折れ跡 小口に印あり 背スレ
SOLD
また、美本もございます。
たいてい背が傷んでいるものが多いなかで、これはとても綺麗な状態です!
¥52,500
knopf 1986
Uehara
NYCから来日中の友人、シンガー・ソングライターのジェシー・ハリスが、最新アルバム『サブ・ローサ』を持って来てくれました。(来日の度にFlying Booksに寄ってくれるBOOK LOVERでもあります。)
かつて文学を志していたこともあるジェシーの詩は切ない恋の物語が多く、それらを盟友ノラ・ジョーンズはもちろん、メロディ・ガルド-ら豪華ゲストとともに甘い声で歌い上げた16曲。
潔いまでにシンプルで、かつテンポよく紡がれる楽曲群は、とても人間模様が複雑に絡み合う大都会NYで生まれ育ったシンガーとは思えないほど。
今回は自ら写真家、モデルなど幅広く活動するハンナ・コーエンによるフォトブック仕様。ジェシーがこよなく愛し、本作のレコーディングも行われたリオ・デ・ジャネイロのファジーで温かい空気に満ちた美しい写真がジェシーの詩に添えられています。
数量限定でFlying Books店頭で販売しております。(税込2625円)
(16日(月)には渋谷のduo MUSIC EXCHANGEでライブがあります。)
また昨年、ジェシー自ら初出版したハンナのフォトZINE『Fotografias. Brasil』Hannah Cohen(ジェシーのサイン入。1800円)も残り僅かですが在庫がありますので、ご希望の方はお早めに!
http://www.jesseharrismusic.com/
JESSE HARRIS SUB ROSA TOUR in JAPAN 2012
6/30(土) 東京・上野水上音楽堂 (上野恩賜公園野外ステージ)
7/1(日) 横浜 Thumbs Up
7/4(水) 名古屋 CLUB QUATTRO
7/6(金) 京都 磔磔
7/7(土) 熊本 SECOND SIGHT
7/8(日) 福岡 ROOMS
7/9(月) 広島 CLUB QUATTRO
7/10(火) 梅田 CLUB QUATTRO
7/16(月・祝) 東京 duo MUSIC EXCHANGE
もう一人、ロサンゼルスからの常連さん、同じく本好きシンガーのプリシラ・アーンも7月18日(水)にビルボードライブ東京(翌19日はビルボードライブ大阪)で来日公演があります。先日発売されたばかりのカバー・アルバム『ナチュラル・カラーズ』を引っさげて。
http://www.emimusic.jp/intl/priscilla/
Priscillaも自ら手作りのPOSTER-ZINEを前回持ち込んでくれてます。
(手作りなのにサイン入でたったの700円!)こちらも残りあと僅か!
二人とも、それぞれの音楽性や詩の世界観、パーソナリティも含めて、音楽だけではなく、本作りでも抜群のセンスで表現しています。
カルチャーや、その内に込められたスピリットを耳から得るか、目から得るか。それだけの違いかも知れません。
もっともっと本と音楽の世界がクロスオーバーしていったら面白いことになるでしょうし、そんな作品を見て見たいと思います。
今年の夏の読書は良質な音楽を聴きながら楽しみたいと思います。
K.Yamaji