ブログ - Words from Flying Books
Flying BooksのWALL GALLERY久々のエキシビジョンです!
桜舟「春のひとひら」2010.4.19-5.1
結婚、育児を経て、2001年にアートと詩のシーンに復帰された桜舟さん。偶然にも先日手に入れたねじめ正一氏の同人誌『櫓人』(1970年刊)にも詩を寄稿されており、最近ではポエトリー・リーディングに積極的な詩人でもあります。
書という伝統的な技法を用いながら、70年代にヨーロッパをバックパッカーとしてまわったという持ち前の軽やかさで作り上げた、楽しげで心を踊るような作品を是非お楽しみ下さい。
個展終了後にまたスペインへ旅立たれるという桜舟さんとその作品に触れるチャンスをお見逃しなく!
2010年4月 Flying Books 山路和広
桜舟 プロフィール
1952 京都生まれ
67 さいたま市立浦和高校にて書家・市川光苑な先生に書を学ぶ
68 全国高校生硬筆コンクールにて金賞及び東京新聞社賞受賞
70 武蔵野大学にて、かな書道を学ぶ
71 書家・青山(故田中邦夫)先生に師事、桜舟の名を戴く
75 銀座・現代画廊とご縁し、洲之内氏より美術に対する姿勢を学ぶ
77 モスクワ経由にてシベリヤ鉄道横断、バックパッカーとして欧州を約1年間周る
78 帰国後、結婚、出産を機に芸術活動休止
96 日本橋三越本店にて筆耕の職に就く
2001 三越退社後、スペインに渡り、芸術活動を再開。バルセロナのギャラリーにて作品の評価を得る。新しい表現方法が確立され、現在に至る
展示作品
この秋、渋谷の街がアートで彩られる「渋谷芸術祭」が開催されます。その関連イベントとして、弊店のWall Galleryで写真を展示することになりました。
HIV,AIDS等様々な問題を抱えるアフリカ大陸の子供たちの救済及び自立支援を目的としたプロジェクト「African Jag Project」が、現地での支援活動を通して撮影してきた写真を展示します。
「アフリカの子供たちの支援」というと、日本では、宣伝によるイメージが先行してしまって、現実が見えにくくなってしまっているように思います。「African Jag Project」が現地で捉えた子供たちのまなざしは、一対一で迫ってくるものがあります。写真ではとびきりの笑顔の子供たち。しかし、写真に添えられた文章と合わせて見ると、どんな状況で暮らしているのか、実感を持って伝わってきます。支援を通して人々の間に入っていくから、その情況が掬い取れるのでしょう。
「渋谷芸術祭」では他にも多彩なイベントが行われますので、ぜひお立ち寄りください。
<African Jag Project 写真展>
期間:11月11日(水)〜23日(月・祝)
場所:渋谷 Flying Books
〒150-0043東京都渋谷区道玄坂1-6-3 渋谷古書センター2F
時間:12:00〜20:00 (日曜定休)
-African Jag Project-
世界中のストリートが手を繋いだら、それは大きな力に変わっていく
『African JAG Project』は、表現を通じてアフリカ大陸における様々な問題を提起すると共に貧困層の子供たちの救済及び自立支援を主目的としたプロジェクトです。このProjectの大きな特徴は、今現在、アフリカ大陸で起こっている悲惨な現実に目を向けてもらうために国境やジャンルを越えて、多くの表現者が現地と一般の人達のパイプになり、伝え、作品を作り、その収益の一部を現地支援に充てていることです。
Official HP:http://www.africanjag.org
-渋谷芸術祭-
「若者とアート」をテーマに、地元一流アーティストや渋谷駅周辺の学校をはじめ、商店会、NPO、企業が協働し、街を開放して渋谷の新しい文化を表現するアートフェスティバルです。Flying BooksでのAfrican Jag Projectの写真展の様子が渋谷芸術祭撮りおろし作品「Road Side」にて紹介されております。
上映に関する詳細はオフィシャルサイト
Official HP:http://shibugei.jp/をご覧ください。
ニューヨークと東京を拠点に活躍する新進気鋭のアーティスト、大河原 愛「網膜の記憶」展が9月21日(月)から始まりました。
古文書にドローイングをした「網膜の記憶」をはじめ、古文書や蝶を用いたコラージュ作品「Enigma」シリーズ他、最新のドローイング作品も含め、7点を展示しています。
大河原 愛さんの作品は、まずその美しさに引き込まれますが、見ているうちに自分自身への問いかけとなり、目を離せなくなります。
「古文書の紙の美しさに惹かれた」と大河原 愛さんは語っていましたが、それは自分の計り知れないはるか昔の時代のもの。
色褪せて行く過去の記憶とその喪失感、自分という存在の不確かさ、そういった不安なものを見つめることで、人間の苦悩と精神の解放の両面性が描かれています。
そうした大河原 愛さんの表現世界と古い紙の物語が相まって、今いる場所から解き放たれ、記憶を辿る旅へと誘われます。
「網膜の記憶」展は10日3日(土)まで。
美しいコラージュとドローイングの作品をぜひこの機会にご覧ください。
*展示作品はすべて販売しています。作品の価格、購入方法は電話またメールにてお問い合わせ下さい。
大河原 愛 HP
22日まで名古屋の松坂屋本店でも個展を開催中です。
「―無形の痕跡― 大河原 愛 作品展」
9月16日(水)〜22日(火・祝)
松坂屋本店 南館6F 美術売り場
Uehara
普段、モデルの可能性を最大限に引き出すことを生業とするファッション・フォトグラファーが、初めて曝け出した自らの内面性とは?
東京とニューヨーク。ファッションや舞台の最前線で活躍するたかはしさんの作品は、舞台やコンタクトレンズ、ファッションブランドなどの広告写真など、街中や電車内で普段から何気なく、そして誰もが一度ならず目にしていますが、今回は一転して、長年住み親しんだ街をモノクロームの世界に封じ込めたライフーク的シリーズをご紹介します。
朽ちかけた廃墟の暗澹とした闇に浮かび上がる、屑鉄、レンガや廃材。なぜか目を奪われてしまうのは、「肌の質感」を大切にしているファッション・フォトグラファーでもあるたかはしさんならではの魔法かもしれません。
何者かが残したグラフィティとすら言えないような落書きや、墓地や、対岸の廃墟越しに眺める蜃気楼のような淡い乳白色の摩天楼は、裸一貫でニューヨークに渡ったアウトサイダーだからこそ持てる、都市への慈愛に満ちたやさしい視線とも言えるでしょう。
たかはしさんのホームページで観られる、ロバート・デ・ニーロやジェニファー・ロペスといった華やかなセレブリティのポートレートとぜひ対比して観てみてください。たかはしじゅんいちという写真家の人物像がより浮き出てくることと思います。
2009年9月 Flying Books 山路和広
2009/9/7-9/20 Flying Books Wall Gallery 「Afterimage—New York」展byたかはしじゅんいち出展作品
ゼラチンシルバープリント 各Edition30・サイン入 16×20inch
*作品の価格、購入方法は電話またメールにてお問い合わせ下さい。
たかはし じゅんいち Junichi Takahashi
新潟県新潟市出身。写真家・立木義浩に師事。1988年、フリーランスの写真家として独立、翌年よりNew Yorkに拠点を置く。2004年からは東京にも拠点を置き、国内活動を積極的に展開。以来NY&東京の2重(住?)生活をしている。今年は活動20周年、来年は渡米20周年を迎える。
ポートレイトを中心に、広告、音楽、ビューティー、雑誌等において幅広く活動。1995年からは世界的エンターテインメント集団「STOMP」のオフィシャルフォトグラファーを務め、Jennifer Lopez、Maxwell、Baby Face、Marc Anthonyなどミュージシャン達のCDジャケットや雑誌掲載写真を撮り下ろす。2002年2月には、坂本龍一氏によるプロジェクト「Elephantism」撮影のためにケニアへ。最近では、宮本亜門氏演出の舞台「トゥーランドット」のポスタービジュアルほか、Johnson& Johnson「ワンデーアキュビュー」等の広告写真を手がける。
1995年からのライフワークとして、NYの伝説的ホテルChelsea hotelの住人達をはじめ、アーティスト・ポートレートの撮影は現在も続行中。撮影旅行は、ペルー、ネパール、南アフリカ、アイルランド、ケニヤ、英国、トルコ、ギリシャ、 etc. “日本在住写真家”として、“NY在住フォトグラファー”として、国境を越えた活動を展開、常に世界を移動し続けている。
オフィシャルホームページ www.junichitakahashi.com
ご好評をいただいた西村多美子さんの『しきしま』展、
8/24月曜から人物が被写体となった作品を中心としたpart2が始まります。
是非この機会にご覧下さい!
part 1の作品のオーダーもまだ受け付けております。
作品の価格、購入方法は電話またメールにてお問い合わせ下さい。
噂だけをたよりに長年探し求めた幻の写真集『しきしま』。初めて手にした時に沸き起こった、毎日目の前を通り過ぎて行く大量の本の中で忘れかけていた感覚。
それはまさに一目惚れ。
線路や丘の向こうに続く道、果てしない旅の予感に心熱くさせられ、旅先ですれ違うOLのスーツ姿や、祭の子供たちに和まされる。雑誌『プロヴォーグ』に参加した森山大道、中平卓馬らに通じる粗く暗いタッチの迫力に加えられた西村さんならではのやさしい眼差し。
序文がすべてを物語っている。
「今まで、日本のどこか、気の向くままに足を向けて写真を撮って来た。(中略)目の前に広がる風景よりも、ちょっとした光線の具合やどこかからの花の匂いや、空気みたいなものに、すごくひかれた。」
今回ご縁会って西村多美子さんとお会いすることができ、展示をさせていただくことになりました。1973年の処女作『しきしま』から選りすぐった作品を風景中心のPART1(8/10〜22)、人物中心のPART2(8/24〜9/5)の2回に分けてご紹介します。ひとりでも多くの方に西村さんの作品を知っていただけると幸いです。
2009年8月 Flying Books 山路和広
(以下、展示作品 〜8/22 ※最上段2作品は『森山大道ヌード写真集 蜉蝣』にも収録されている作品)
作品の価格、購入方法は電話またメールにてお問い合わせ下さい。
Flying Booksでは8月10日より、階段に設置した展示BOXでのミニ・ギャラリー
「Flying Books Wall Gallery」をスタートします。
展示アーティストの募集もしていますので、お気軽にお問い合わせください。
オープニングアーティストは写真家の西村多美子さん。
73年に写真集『しきしま』で衝撃のデビューをかざり、2005年に32年の歳月を経て2作目『熱い風』3作目『福島泰樹 短歌絶叫』を発表されました。
長年探して見つけた途端一目ぼれしてしまった『しきしま』。先日1998年以来11年ぶりの『しきしま』の個展で、西村さんご本人とお会いすることができ、今回展示させていただくことになりました!
今回は幻の写真集『しきしま』から厳選したプリントを2週間ごとに入替え、計4週にわたって展示いたします。
9月7日からはNYと東京をまたにかけ、最近は中国でも展示会があったフォトグラファー、たかはしじゅんいちさんを、21日からは新宿高島屋の個展で半数以上がSOLDとなるなど人気急上昇中のアーティストの大河原愛さんの作品を、古本を素材としたコラージュ等を中心に展示させていただきます。
*詳しいアーティスト紹介はまた近日中にUPします!
是非お気軽に観に来て下さい!
展示スケジュール
8/10〜22 西村多美子「『しきしま』part 1」
8/24〜9/5 西村多美子「『しきしま』part 2」
9/7〜19 たかはしじゅんいち「『AFTER IMAGE- NY』part 1」
9/21〜10/3 大河原愛「網膜の記憶」
展示アーティスト募集中!
【基本条件】
条件:展示・販売を前提とさせていただきます。
(展示のみ希望の場合はご相談下さい。)
展示スペース:幅1120mm×高さ820mm×奥行60mm(内寸)の壁掛け展示BOX×3台
(ご来店の方が必ず目にされる場所です。)
スケジュール:月〜土の週単位
(月曜の昼に搬入・展示、土曜の閉店後撤収)
※2週間以上の設定も可能
費用:スペース使用料1万円/6日間(オープニングサービス期間中)+作品売上の25%(単価10,000円以上の作品の場合)
作品販売はFlying Booksの営業時間内(月〜土12:00〜20:00、祝日含む)にカウンターにて承ります。
告知等:
Flying Books側ではWEBでの告知、店頭告知を行います。
アーティスト様側でフライヤー等の作成(必要な場合)、WEBやBLOGでの告知をお願いします。
(制作等、ご相談にも応じます。)
※オプションでパーティー可。 月〜土の20時〜。別途ご相談下さい。
お申し込み方法:
お名前・ご連絡先(電話/e-mail)・使用希望期間・展示概要(プロフィール等)を添えてメールでお申し込みください。info[a]flying-books.com
スパム防止のため@を[a]に変えてあります。
※簡単な審査をさせていただきます。作品資料(ポートフォリオ等)をご用意ください。